『塩狩峠』[ かくれんぼ ]173 二人は木からおりると…………

二人は木からおりると、かけ足で縁側にもどって行った。菊を見ると、吉川はぼうっと耳まであかくなって、ぺこりと頭を下げた。 〈作品本文の凡例〉https://www.miura-text.com/?p=2463